相馬直記

2010年7月2日

財団法人 三友堂病院医学雑誌 Vol.2 No.1

症例報告

乳児の角膜真菌症に対して院内製剤(FLCZ点眼液及びMICZ点眼液)を投与した1症例
A case of infantile corneal mycosis treated with hospital preparations(FLCZ and MICZ ophthalmic solutions)

三友堂病院薬剤部 相馬直記

Key word:乳児角膜真菌症、院内製剤、fluconazole, miconazole, 菌交代

要約

 症例は、0歳男児。生後まもなく眼細菌感染症を発症。その経過中に、菌交代が関与すると考えられる眼真菌症を併発した。
眼真菌症に対する治療薬は乏しく、また小児への治療経験も少ないことから治療薬選択には慎重を要した。当初、fluconazole(以下FLCZ)点眼液を院内で調整し投与したが、一時的に軽快したものの再燃がみられた。そこで、FLCZをmiconazole(以下MICZ)点眼液に変更し、これを調整して投与した所、ようやく軽快に至った。
 この症例から、患者年齢を考慮した抗真菌薬の調整の仕方、局所投与法、投与期間等についての問題点を見出すことができた。

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原稿・資料提供 (財)三友堂病院医学雑誌編集委員会