神宮俊哉 他

2010年7月2日

財団法人 三友堂病院医学雑誌 Vol.2 No.1

臨床研究

当院における現状と展望
The present condition and a prospect of Sanyudo rehabilitation center.

三友堂リハビリセンター リハビリテーション科 神宮俊哉、川上千之、穂坂雅之

Key word:リハビリテーション、回復期病棟、地域リハビリテーション

要約

【目的】
 当院の立地する2次医療圏には、リハビリテーション専門病院は当院が唯一である。120床の病棟のうち60床を平成12年12月から回復期リハビリテーション病床とした。これから更なる高齢化社会を迎えるにあたり、当院の果たす役割は大きくなると考えられ、開院からの入院患者動向の分析を行い現状と展望について考えた。

【方法】
 平成9年4月から平成12年12月までに当院を退院した患者を対象とする。これら患者の、年齢、性別、原疾患、入院期間、住居地域、退院先、について検討を行った。また、平成13年1月~4月までに回復期リハビリテーション病床から退院した患者についても検討した。

【結果】
 平均年齢は、約73歳。原疾患は、脳障害が約70%、骨関節疾患が約13%、廃用症候群が約12%、神経難病、頚随損傷、切断などあわせて約5%であった。入院期間の平均は約4ケ月、居住地域は、当市が約67%、2次医療圏では約98%となっている。退院先は、自宅退院が約67%、施設が約9%、残りの約24%は体調不良や家族の希望により他院への転院であった。回復期病棟からの退院は、62例、平均年齢72歳、63%が脳障害、29%が骨関節疾患、8%が廃用症候群であった。入院期間は約3ケ月、退院先は、自宅75%、施設15%、転院10%であった。

【まとめ】
 当院の特徴としては、地域性により農村地域にあること、豪雪地帯であること、夫婦共働きが多いことが上げられる。平成12年12月より当院の半分を回復期リハビリテーション病棟としたため、今後早期からの訓練が行え能力障害の改善が見込まれる。地域のリハビリテーションセンターとしては、近隣施設との協力により地域に適した活動が必要と思われる。

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原稿・資料提供 (財)三友堂病院医学雑誌編集委員会