呼吸器内科

1970年1月1日

                                         第1診療部長    
                                         呼吸器内科科長 池田 秀樹

1.はじめに

 (財)三友堂病の特色は地域の開業医・施設と密接な連携を取り、一次から二次救急まで担っています。患者層は住民の高齢化により高齢者が多くなり、複数疾患を抱える患者が増えています。このような背景から軽症から複数疾患を抱えた重症までの多彩な患者が連日入院している状況となっています。また治療後の生活指導や介護・施設の紹介などが円滑な退院や再発再入院の予防に欠かせない仕事となっています。
 呼吸器科は県内の呼吸器科医の絶対的な不足により、米沢を中心とする南置賜地域において呼吸器専門勤務医は本年から一名となってしまいました。そのため、小児を除く呼吸器に関するあらゆる疾患が三友堂病院に集中する状況になっています。

2.呼吸器内科の診療理念

 ここ7年間、チーム医療を院内で率先して推進してきました。呼吸器科は気管支喘息などのアレルギー疾患を除くと、疾患年齢が高く慢性疾患多くなります。このため退院後の継続的な対処が必要となり、他職種の関わりが必然的に重要となります。また、日本呼吸器学会から提示されているガイドラインに従った検査方法・治療方法に従った治療計画を立てています。これを実践するに当たってもコメディカルの熟練を必要とするところがあります。
 慢性肺気腫末期や肺癌などにおいての終末医療も重要な課題です。終末医療では単に医療技術・知識だけでなく信頼関係が重要となります。ここでもチーム医療が重要となります。一方、慢性呼吸器疾患の終末期医療は標準的な対処が確立されていません。これらは第一線の病院がチーム医療の成果を学会等で発表して発展するものと考えています。
 これらを実践すべく毎年学会・研究会に参加して発表しています。特に慢性閉塞性肺疾患のチーム医療に関しては東北地方をリードする意気込みで努力しています。

3.呼吸器内科で扱っている患者

 年間約400人の入院患者に対応し、外来は月平均延べ人数で約500人の診察を行っています。入院患者は肺炎・気管支炎を主体とした感染症が圧倒的に多く約3割を占めます。次に睡眠時無呼吸症候群の検査入院と悪性新生物疑いの検査入院が続きます。外来患者は疾患別では気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患、睡眠時無呼吸症候群が主体となっています。



内科系医師によるカンファレンス

 

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原稿・資料提供:三友堂病院人事企画部