野間祥子 他

財団法人三友堂病院医学雑誌 Vol.13 No.1

                                特集 チーム医療

Letter to Editor

               当院におけるNutrition Support Team(NST)活動の実態
          The study of nutrition support team (NST) activity in Sanyudo hospital

野間 祥子1)、菅 よし2)、留守 克之3)、横山 英一4)

1)三友堂病院 医療技術部 栄養管理室
2)三友堂病院 看護部
3)三友堂病院 薬剤部
4)三友堂病院 外科

Key words: NST、栄養サポートチーム加算、血清アルブミン値、早期介入

Shoko Noma1), Yoshi Kan2), Katsuyuki Tomemori3), Eiichi Yokoyama4)

1)Department of Medical Technology, Section of Nutrition Managemant, Sanyudo Hospital
2)Department of Nursing, Sanyudo Hospital
3)Department of Pharmacy, Sanyudo Hospital
4)Department of Surgery, Sanyudo Hospital

要約

 2010年4月の診療報酬改定で、「栄養サポートチーム加算」が新設され、当院では同年10月より算定取得を申請し、Nutrition Support Team(以下NST)回診を行っている。今回NSTが介入した患者の特徴をまとめ、今後の活動の課題を明らかにすることを目的として調査を行った。
 2011年7月から2012年3月までに退院し、NSTが介入した患者58名の在院日数、介入依頼診療科、介入依頼理由、入院後介入までの期間、回診回数、介入終了理由、血清アルブミン値および転帰について検討した。その結果、介入した患者のうち85歳以上の超高齢者が40.0%を占めた。平均在院日数は52.7日であり、当院の平成23年度入院患者全体の13.1日と比較すると約4倍であり、長期に及んでいた。介入終了理由、転帰共に「退院」が約50%を占めた。
 介入時期による比較を、入院1~8日目に介入となった群(早期介入群)、それ以降に介入となった群(非早期介入群)とに分け検討したところ、早期介入は在院日数を有意に短縮させたことが明らかとなった。
 早期に介入するためには栄養アセスメントを入院時に的確に行う必要がある。また日々の観察から低栄養のリスクを見逃さないようにすることが重要である。今後病院全体がNST活動の重要性を認識して、多職種連携による栄養サポートをさらに強化していく必要がある。

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