野田みさ子 他

財団法人三友堂病院医学雑誌 Vol.13 No.1

                                特集 チーム医療

Letter to Editor

                     院内感染対策チーム(ICT)の活動報告
              The report on the achievement of the infection control team

三友堂病院 ICT
野田 みさ子1)、高橋 啓子1)、笹木 明美1)、川村 博司2)、池田 英樹2)、川島 理2)、豊島 定美2)、大石 玲児3)、吉田 よね子4)

1)三友堂病院 看護部
2)三友堂病院 診療部
3)三友堂病院 薬剤部
4)三友堂病院 医療技術部 中央検査室

Key words: ICT、院内感染制御、チーム医療、地域連携、感染予防対策加算

Sanyudo Hospital Infection Control Team
Misako Noda1), Keiko Takahashi1), Akemi Sasaki1), Hiroshi Kawamura2), Hideki Ikeda2),
Osamu Kawashima2), Sadami Toyoshima2), Reiji Oishi3), Yoneko Yoshida4)

1)Department of Nursing, Sanyudo Hospital
2)Department of Medicine, Sanyudo Hospital
3)Department of Pharmacy, Sanyudo Hospital
4)Department of Medical Technology, Section of Clinical Laboratory, Sanyudo Hospital

要約

 当院Infection Control Team(以下、ICT)の役割、ICTが近年取り組んだ活動内容および実績について報告する。
 当院では、1991年に院内感染対策委員会(以下、委員会)が設置され、委員会のメンバーがICTとして、院内感染の予防および感染症発生時の対策を実施してきた。1995年の院内感染対策マニュアル作成以来、現在まで職務感染あるいは感染症別対応マニュアルなどの各種院内感染対策マニュアルおよび抗菌薬使用ガイドラインを作成し、国際基準の感染対策の導入と実践を図ってきた。また、2000年、院内感染対策委員会の所属として、委員会と現場である院内各部署との連携を強化するために、現場での感染対策上の問題点の抽出と病棟スタッフの教育業務を担当する感染リンクナース会を発足させた。2003年のSARSおよび2007年の新型インフルエンザのアウトブレイクに際して院内研修と職員教育講演を行い、また「SARS対応マニュアル」、「新型インフルエンザ対応マニュアル」を作成した。2011年の職員34名のインフルエンザ集団発生、2012年の感染性胃腸炎4名のアウトブレイクにおいてはサーベイランスを行って対策を講じた。2012年4月、診療報酬が改定されたが、感染予防領域における加算基底「感染予防対策加算2」に則した感染症発生報告(1回/週)、院内ラウンド(1回/週)、特定抗菌薬使用届け出制を開始した。

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